2015年9月13日 (日)

神奈川県の水道にも放射性ヨウ素が入っていた件

2015年夏にとある場所で被ばくについてのお話をしたところ、終了後に、参加者から話しかけられました。

「私は水道局に勤めています。
私達は、浄水場で出た汚泥の放射性物質を測定しています。
ホームページにも公開していますから、ぜひ、観てください。
詳しく知りたければ、情報公開請求してもらえば、全部見れます。

土がかなり汚染していたら、イオン化したセシウムが水に溶け込んでいる可能性もあるんじゃないかと・・・

浄水場の汚泥はけっこう最近まで100ベクレル以上の汚染があり、その処理に困っていました。

国は多少の汚染土はセメントに使え、と言ってきました。

高汚染土は、でも、引き取る業者もいました。
園芸用の土になったようです。。。。。」


あわてて、ホームページを探し、
市会議員さんに問い合わせ、
いろいろお聞きしました。

まずは、ホームページに載っていること、、、、ただし、あちこちに分散していてわかりにくかったものを、ひとつの表に抜粋してみたので、ご覧ください。
あの頃、あの雨で、神奈川あたりにも、放射性ヨウ素が降り注いだ、ことが、確実。

こんな量じゃ健康被害なんて将来でないよ!  

 と、科学的に立証してくれる方はぜひご連絡を!201103Photo_2

2014年4月11日 (金)

有料(自費)の 被ばく関連健診(さがみ生協病院)のご案内

2011311に福島以外にいらした方を対象にした、有料(自費)の健診のご案内です。

消費税upに伴い、遅まきながら、申し訳ありませんが、料金の改訂をさせていただきました。5月以降に受診される方から適用させていただきます。

さがみ生協病院 「放射線被ばく関連健診」(自費)(完全予約制)

5月受診分より外税表示とし、以下のように金額改訂いたしました)

 

1. 基本健診(健康ノート、問診票記入、内科診察) 3000円+消費税240円=3240

2. 心電図 1500円+消費税120円=1620

3. 甲状腺エコー4000円+消費税320円=4320

4. 尿・血液検査 (白血球分画、赤血球、血小板、甲状腺ホルモン、肝腎機能、
                 コレステロール、中性脂肪など)           3000円+消費税240円=3240

 

1は全員必要。2以下は希望者のみ。

心電図以外なら  10000円+税800円=10800

すべてなら 11500円+税920円=12420

 

当院には小児科がなく、スタッフも小さなお子さまの診療・採血に不慣れなため、小さなお子さまでは血液検査ができないこともありますので、ご承知置きください。

 

☆問診票は、「市民と科学者の内部被曝問題研究会」医療部会で作成した「健康ノート」を使用します。健康ノートは「資料編」「カルテ編」があります。ご家族に1セット差し上げます。

「健康ノート」内の問診票に記入していただいたものを、コピーして当院のカルテに保管します。

原本はご自身で保管してください。

 

参考;「市民と科学者の内部被曝問題研究会」作成の問診票の目的:         
①被災および健康状況を記録し、本人の健康管理に役立てる。       
②とくに胎児、乳幼児、子どものいのちと健康を守るための基礎資料とする。
③経時的に記録し、統計処理をすることにより、1020年先に役立てるものとする。         
④医療者と手をつなぎ、検診データは本人のものだという自覚を持って、生活・医療・健康への意識を高める。

 

検診費用には、後日の結果説明とデータ【心電図、甲状腺エコー結果と写真、血液検査結果】、および「健康ノート(定価800円)」も含まれます。

医師、検査技師などの調整が必要なため、申し訳ありませんが、現在はメールでのみ受け付けております。

 

受診を希望される方は、お名前(ふりがな必要)、生年月日、ご住所、当日ご連絡できる電話番号、検査希望項目 をメールでお知らせください。受診希望の曜日があれば、お伝えください。

★5月7日より、電話でも受け付けられるようになりました。

月~木 午後2~5時 の間に

042-743-3261 さがみ生協病院

までお電話ください。

健診は、主に、平日、土曜の午前10時半~午前12時の間の受診となります。

メールで申し込まれる方は、受診設定をご確認ください。

よろしくお願いいたします。

2014年5月     さがみ生協病院  sgmmch-u@hokuou-iryou.or.jp  内科 牛山元美

2013年4月29日 (月)

ベラルーシ研修報告レジュメ

2013年3月16日から24日まで、ベラルーシに行き、ベラルーシ卒後教育医学アカデミーの医師研修コースを受けてきました。

その報告会を「こどもまもりたい」で、2013年4月26日に相模原市南区東林公民館で行いました。

その時の資料(配布したものはモノクロ)の一部です。


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2012年8月 1日 (水)

水道水、やっぱり要注意?

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セシウムは基本的には?水には溶けにくい、雨で流されていくのも、水に溶けて、ではなく、土粒に吸着した状態で、土とともに流されていくのだ・・・・

と、専門家に聞いていたのですが、

巷では、カリウムと同じようにイオンの形であれば水には簡単に溶ける、とか、

乾麵茹でたら、セシウムが茹で水に流出して減ったよ、という実験結果があったりで、

よくわかりませぬ。。。。

でも、川に流れ込んだセシウムが、相模川から水道水を作る過程でも確認されました。

土砂についている、のでしょうが、水道水に混じらない、と言い切れるのかどうか・・・


いろんなところで使う水の基準は最高に厳しくしてほしいし、厳重に監視してほしいです。

2012年7月 1日 (日)

福島県相馬市の高校生の演劇 「Unheard Voice 聞かれざる声」

福島県相馬市は原発の北側に位置する町です。
強制避難地域にはならなかったけれど、津波の被害も大きく、震災と放射能の両方の被害を厳しく受けているところです。

そこの女子高校生たちが、自分たちで演劇を作り、自主上映して、ネットにアップしています。

英語字幕もつけて、一生懸命、世の中、世界に向けて、「Unheard Voice・・・聞かれざる声」・・・聞いてもらえていない子どもたちの声を発しています。


三部に分かれていますが、あっという間です。
ぜひ、一度、見て、聞いてください。

Unheard Voices(聞かれざる声) Pt 1/3 


Unheard Voices(聞かれざる声) Pt 2/3 


Unheard Voices(聞かれざる声) Pt 3/3 

動画をアップロードした人の説明(日本語訳):

どうか、始めから終わりまで全部観て下さい。(パート3まであります)

日本で地震が起こった1年後、福島県相馬市の3人の女子高校生は、放課後、よく集っていました。

そこでは、どうしても地震、津波、原発などの話題が出てきます。

やがて、彼女たちは、自分たちだけでなく、(福島の)誰もが、どんなふうに苦しんでいるのか理解することができたのです。

そうした状況について、彼女たちが、本当に感じていることを表現しています。

2012年6月 4日 (月)

イタリアからの提言

イタリアの医師団体が、福島原発事故後の今の日本に対して、アピール文を公開しました。

イタリア語、英語、フランス語、アラビヤ語(?)、そして日本語などで読むことができます。

アピール文掲載サイト: http://isdepalermo.ning.com/notes/Fukushima

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日本における原子力モラトリアムと福島原発の核燃料の即時撤去を求めるアピール


本アピールは、日本の外でフクシマの惨事を覆っている沈黙の壁を破ろうとするものです。

野田首相が率いる今の日本政府は、福島第一原子力発電所事敀の大惨事を受けて日本国の脱原発を目指そうとした前政権の決意を、事実上、否定しました。

しかし、国内における議論は下火になるどころか、原子力に反対する世論がますます高まっています。

一方、世界的には、あたかもこの事故が深刻なものではなく、事態は収拾に向っており、日本の人々へ及ぼした影響もほとんどなかったかのように信じ込ませる動きがあります。

ところが、実態は、全く異なっています。


・ まず、事故当時、稼働していた三つの原子炉の中で溶解し、1号機では圧力容器から漏出してしまった核燃料の総量は、これまでに起きたいかなる原発事故における事例よりも多く、完全に制御不能な状態にあります。

 そもそも破損した原子炉が「冷温停止状態」になったという主張は、およそナンセンスなのです。

 なぜなら、「冷温停止」とは、炉心が無傷の状態においてのみ通用する定義であって、 第1、第2、第3号機のように、炉心の一部もしくは全体が溶融し制御システムのパラメーターが失われてしまっているところでは、再び局所で核連鎖反応が起きる危険な状態になる可能性を排除できないからです。


 使用済み燃料貯蔵プールの問題も解決していません。
 過密にリラッキングされている燃料棒が、かなり強い余震が続く中、途方もなく深刻な事態をもたらす事敀再発の原因になりかねないのです。
 内閣府の専門家グループによれば、遠からず海底の活断層で M9レベルの地震が起き、巨大な津波が福島原発のみならず他の多くの原発をも直撃する可能性があるとされています。


・ 日本の東北地方は、今もなお大いに憂慮すべき状況にあります。
事故当初からずっと当局が隠ぺいし続けてきた放射能汚染は、一向に減少する兆しを見せていません。福島の汚染地域からの自主的な避難者も含め、生まれ育った土地を永久に追われた人々は相当な数に上り、仕事も将来の見通しも失った彼らは、恐ろしく不安定な生活を強いられています。


・ にもかかわらず、日本政府は、汚染の深刻さを過小評価し、子どもの被曝限度量を引き上げました。
市民の健康を守ることよりも、もっぱら体裁を正常化することばかりに腐心しているようです。


・ 他方、さる5月5日には、現存する商業用原子炉50基のうち、まだ稼働中だった最後の一基も、福島原発事故を受けて定められたストレステストや補修を含む定期点検のため、停止しましたが、それにより国内の電力供給が脅かされているわけではありません。
原発の再稼働を急ごうとする政府および原子力産業に対し、市民の反発はますます高まり、今、まさに正念場を迎えようとしています。

私たちは、これらの問題が日本に限らず国際社会全体に関わるものだと考えます。ゆえに、日本の政府当局に対して以下のことを求めます。


・ 現時点で止まっている原発を再稼働させないこと。


・ 深刻な破損を被った使用済み核燃料プールから一刻も早く燃料棒を取り出し、他所に移す処置を行なうこと。


・  子どもたちをこれ以上被曝させないよう、放射能に汚染された地域から早急に避難させること。


・  東京電力の事故対処能力の欠如が明らかになった以上、国連のもとに福島の事態打開のための学際的な国際的機関を設置するよう努めること。



アピール文掲載サイト:
http://isdepalermo.ning.com/notes/Fukushima

2012年3月11日 (日)

田坂広志・多摩大学大学院教授=菅内閣時の内閣官房参与の記者クラブでの講演内容のメモ起こし(ジャーナリスト梁取洋夫氏による)

田坂広志・前内閣官房参与の日本記者クラブにおける講演内容(10.14)=メモ起こし=あくまで参考

作成: 梁取 洋夫 日時: 2011年10月24日 15:50 •

冒頭コメント
=もとより田坂氏は「原発推進」の側に身を置いてきた人物であり、そこにはおのずから限界があります。だが、その優れた経験、識見に裏打ちされた体系的な論理立て、基礎的説明、何より事故を防げなかった「不明を恥じ」ての真摯な自己批判に基づいた「改革」の新提案および勇気ある財界等への「直言」は傾聴に値し、むしろ尊敬の念さえ覚えます。
菅首相が「脱原発」による政権延命?を志向しながら果たせなかったものの、その背景には、恐らくは不破哲三氏ら「対極」側の専門家の意見をも参考に熟慮を重ねてきた、このような人物の「提言」があったのでは――と強く推量されます。ともあれ必見の講演内容。時間の許す人は、是非Youtube映像=片山正彦氏等のシェア=でどうそ!(梁取)


田坂広志=前内閣官房参与・多摩大学大学院教授  
2011年10月14日 日本記者クラブ講演〜シリーズ企画「3.11大震災」


<福島原発事故が開いた“パンドラの箱”――野田政権が答えるべき「国民の7つの疑問」>

現在の最大のリスクは何か?――根拠のない楽観論
福島原発事故は、冷温停止「前倒し」で一段落ではない――全体の問題の入り口に過ぎない。
汚染水処理装置の稼働と処理の進捗――一つの問題を別の問題に移しているだけ=一方で発生する大量の高濃度放射性廃棄物。放射線=煮ても焼いても減ることは無い。
「事故は終息に向かっており、原発の安全性を高め、速やかに再稼働を」との政界、官界、財界の「楽観的空気」――問題の真の解決を妨げる。

問題の「真の解決」とは、「原子力行政の徹底的な改革」=野田政権への期待――なぜあえて、こんな危機感を語るのか=3月から9月までの最も緊迫した時期に、内閣官房参与として、

①原発事故への対策
②原子力行政の改革
③原子力政策の転換

――に取り組んできた。それぞれ「事故の現実」「行政の問題」「政策の矛盾」に直面した。

原子力行政の徹底的な改革を提言する理由――(不明を恥じるが)携わってきた一人としての「責任」。
1974年東大工学部原子力工学科卒、同年から医学部研究生(放射線健康管理学)、81年同大学大学院終了(工学博士)。学位論文「放射性廃棄物の最終処分と環境影響」の研究ーー「核のゴミ」の研究だが、原子力エネルギーを利用する際の「最後のネック」。

「トイレ無きマンション」――「絶対に安全な原発」が仮に開発されても、放射性廃棄物の安全な最終処分方法が完成されなければ、問題は解決しない。

放射性廃棄物問題の本質は何か――とくに高レベル廃棄物の最終処分問題。
映画「10万年の安全」=フィンランドにおける最終処分場(オンカロ=隠し場所)――10万年では(新人類の登場も?)立証困難と言え、結局は社会的受容が「否か応か」、という問題に帰結するのではないか。

従って、政府に求められるのは「信頼」そのもの。これなくしてはすべてを失う。
しかし、起こしてしまったのが福島原発事故――国民からの信頼回復が、政府の原子力政策の最大の課題。
「原発推進」でも、「脱原発」政府であっても、共通に問われる根本的な問題=たとえば廃炉の問題にせよ、何十年も続く。国民の信頼なくしては立ち行かない
                    ◇
では、どうすれば「国民からの信頼」を回復できるのか?――政府が答えるべき「国民の7つの疑問」

福島原発事故がこじ開けた「パンドラの箱」

<第1の疑問> 原子力発電所の安全性への疑問

政府「世界で最高度の安全性を実現する」と言うが、「最高度の安全性」とは何か――原発の安全性とは、技術的安全性だけではない。加えて「人的、組織的、制度的、文化的な安全性」のこと。過去の事故はすべてこの要因で起こっている。(1999年のJCO事故の例)

原子力安全の専門家としての政府への提言
事故直後には、①SPEEDIの活用と予測シミュレーション、②全国からの設備を結集しての環境モニタリングの実施=うまく動かず――従来の人的、組織的、制度的、文化的問題あった。
その象徴的問題――推進側の経産省と規制側の安全保安院が同じ組織の中にある問題。事故以前に内外から指摘。「経済性への配慮」から「安全性への要求が甘くなったのでは」と言われて当然。
東京電力「10メートルの津波を想定」しながら対策を先送りさせた。

「最高度の安全性」を確保できる、新たな原子力行政への改革
財界を始めとする原発再稼働を要める声――その「経済優先の発想」こそが、今回の福島原発事故を引き起こした原因ではないのか?

理解すべきは、事故がどこまで深刻な事態に至っていたのか。

――「首都圏3000万人の避難」=3月末においても「現実的な可能性だった」(前首相も手記に)


今、我々に問われているもの――「国民の生命と安全の問題」

だという覚悟を政、官、財界の人々には理解して欲しい。

なぜ、浜岡原発の停止要請をせざるを得なかったか

――関西、中部、首都圏への影響計り知れない。
日本の機能停止に。玄海原発ーー安全保安院と地元自治体の受け入れ=従来の手法。
事故後、これで国民の理解得られるのか?
原発再稼働の了解は「地元」だけで良いのか?

原子力災害、一たび起こればその被害は「日本全体」に及ぶ――事故で改めて明白に。

「暫定的な解決策」――①ストレステストの導入②原子力安全庁の設置。

皮肉にも再稼働延期後に起こったのが、やらせメール問題=文化的要因。

根本的な解決策はーー原子力行政の徹底的な改革=米国NRC4000名の態勢、実働部隊、明確な「規制」の文化を。

<第2の疑問> 使用済み燃料の長期保管への疑問

原発の安全性は「原子炉の安全性」のことか?――原子力発電所=原子炉+使用済み燃料プール

最悪事態の時、最も危険なものは何か――使用済み燃料プールの危険性

=福島原発4号炉(運転されていなかったが最も危険)

――冷却機能喪失と燃料メルトダウン=首都圏3000万人避難の最悪シナリオに。
かろうじて免れたが、3月末から4月初め、苦悩の日々(通称「キリン」での放水続行)

使用済み燃料プール=ある条件では「むき出しの炉心」となる危険性
(原子炉には格納容器があるが、プールにはない)。

福島原発、現時点での最大のリスクは何か?

再度、同規模の地震と津波が来ることを恐れるーー4号炉の耐震強化措置はしていると思うが、持ちこたえ得るか。「のど元過ぎれば熱さ忘れる」の例えあり。

全国の原発サイトにある使用済み燃料プールの安全性の問題ーーますます問題に。

今後特に問題となること――テロ対策、日本の最も脆弱な問題(福島事故後、海外ではテロ対策に力点)。

次に何が=全国の原発の使用済み燃料プールが、近い将来、満杯になる問題(現在66%。10年で70%超える。福島は80%超えていた)。これをどうするのか…。事故が無くとも、全国の原発が停止せざるを得ない。

使用済み燃料を最終的にどこへ持っていくのか?

青森・六ケ所村の最終処理工場で再処理し、高レベル廃棄物として地層処分というシナリオ――その現実性?


<第3の疑問> 放射性廃棄物の「最終処分」への疑問

汚染水が浄化されればされるほど、膨大な高濃度放射性廃棄物が発生――どのように最終処分するのか? いわんやどこに、見つかるのか。

「中間貯蔵」というモラトリアム。
世界中で悩む「NIMBY」(ノット・イン・マイ・バックヤード=うちの裏庭にだけは捨てないで)症候群

低レベル放射性廃棄物でも拒否する社会心理――福島での除染作業=東京ドーム23杯分の汚染土壌をどこに持っていくのか?

高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の最終処分の問題――3.11以前は「将来の問題」だったが、事故後は「現実の問題」に。


重大

=炉心溶融(メルト・ダウン)を起こした3基の原子炉そのものが高レベル放射性廃棄物

=ウランやプルトニウムという核燃料と、核分裂生成物(セシウム、ストロンチウム等の「死の灰」)が混在した、極めて危険な高レベル放射性廃棄物が存在する。

これら3基の「廃炉」をどうするのか
――健全に通常運転されていたものの廃炉とは全く違う、事故を起こした福島原発の「廃炉」。
しかも通常の廃炉でも30年以上かかるし、比較的軽微だったTMI(スリー・マイル島)(1979事故発生)でも廃炉は終わっていない。

3基の原子炉内の

①状況確認のための技術、
②溶融燃料の回収技術、
③回収廃棄物の処理技術

――などを「ゼロから」研究開発、技術開発しなければならない――それをどのように進めるか。
総力を結集出来る体制を。


<第4の疑問> 環境中放射能の長期的影響への疑問

①土壌汚染
②河川・湖沼汚染
③地下水汚染
④海洋汚染
⑤生態系汚染

除染について理解しておくべきこと。

(1)放射能が無くなることではない=「生活圏」の除染は可能。

しかし「生態系」の除染は不可能――土壌濃縮、生物濃縮、食物連鎖濃縮が起こる。

それが食物であった場合には流通を通じての汚染の拡散が起こり得る。

食物は出口調査以外に決め手がない。

しかもストロンチウムのような分析が困難な核種も。


(2)放射能の影響は、長期的かつ確率的である

――健康への影響=分かれる医学的知見。ただ、結論を得るのが20年先では遅すぎる。
映画「チェルノブイリ・ハート」=心臓疾患の子供たち続出。 
リスク・マネジメントの原則=もっとも厳しい仮定、最悪を考えて対策を打つ、「空振りの無駄」はコスト。

「医者の見解が分かれるから、このあたりでいいか」では済まない。

(3)放射能の影響は社会心理的要素が極めて大きい

――長期にわたって健康不安を抱える住民への医学的支援と心理的支援

=「子供を持つ母親の心理」を理解する


地下水汚染と海洋汚染

<第5の疑問> 社会真理的な影響への疑問

――これこそが膨大なコスト。
風評被害とその対策の多くが、「社会的費用」になり国民負担になる。

「安全」「安心」よりも大切なものは「信頼」



<第6の疑問> 核燃料サイクルの実現性への疑問

――再処理工場、高速増殖炉は「ミラージュ(蜃気楼)計画」との揶揄。



<第7の疑問> 原子力発電の安価性への疑問

――増大する発電コスト、核燃料サイクル、廃棄物処理、社会的各コストに加え、社会心理コストの圧倒的増大。

自らもかかわってきた一人として、これらの国民の疑問に、政府が真摯に答えることから、すべてが始まるのだろう――そう考えている。

依らしむべし、知らしむべからず――という政府の姿勢の限界。国民の賢明な判断を信頼すること、国民の叡智を信頼すること、そこからこの国の「真の改革」が始まる。                                                              (終)

2012年1月17日 (火)

NHK;シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告~

1月15日に放映された番組ですが、NHKが視聴料や税金使ってこんな調査やってた、ってこと、政府は把握してたんだろうか・・・・っていうか、政府あまりにもやらなさすぎ!

必見!必聴!

放射性物質は魚介類、海藻類に蓄積し、それが流通の「基準値」をかいくぐって、みんなの食卓、子どもたちの給食に少しずつ、少しずつ、入り込んでいく。

汚染した魚を見て「ゴミでしかない!」と言い放った漁師さん。

美味しい魚、生活の糧である魚が汚され、どんなにくやしいだろうか。。。

でも、ゴミだと判断できるのはヒトだけかも・・・・においも色もついてないし・・・・

汚染された小魚を大きな魚や鳥が食べ、放射性物質が蓄積したマグロやもしかしてカモを食べる食物連鎖の最終宿主は 私たち人間です。
食卓からの内部被ばく、給食の汚染は、去年より、今年のほうが問題化する、、、、その通りの現実。

現実から目をそむけず、ありのままをきちんと把握、知っていかねば。

やはり、食べ物の放射性物質の正確な測定を求めていかねば!

以下は素人の要約になってない”聞き起こし”ですので、あしからず
(≪ ≫内は、要約者のひとりごと)

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11月 福島沖 ひらめ から4500 Bq/kgの放射性物質が検出されていた。

福島原発から200km離れた群馬県の湖(赤城大沼)では わかさぎ などから 500Bq/kg以上のセシウムが検出され続けている。
東京湾では、 海底にセシウムが集まり、ホットスポットを作り始めている
海の汚染の実態は不明。国は全く何も調査していない。

原発直下の海から東北、関東の海をNHKが各大学などと協力して調査。
予想もしない場所の放射性物質の存在が明らかになった。

原発から南へ30kmの いわき市 久の浜漁港では、沿岸で魚の汚染(基準値500Bq/kg超)がおさまらないため漁を自粛中
11月 原発から20km圏内の海への立ち入りを申請後三カ月して初めて許可され、NHKと東京海洋大学が調査。
海上は0.07μSv/h。
原発事故では 総量10京(10の16乗=1億の1億倍)ベクレル超(大気からの降下+汚染水)の海洋汚染が生じた。

事故直後;保安院の西山(元)審議官のテレビでの説明;

「海水中に放出された放射性物質は潮流に流されて拡散していくので、実際に魚とか海藻などの海洋生物に取り込まれるまでには相当程度に薄まると考えられる」

≪有吉佐和子の「複合汚染」、レイチェルカーソンの「生と死の妙薬」を読んだ中学生がびっくりするような無知発言!≫

海面近くの水中;0.06μSv/h(海としては高い)
水深13m; 0.15
海底の泥; 2.5
海底の泥を採取して分析したら セシウム 4520 Bq/kg
20km圏外に比べ 15000倍の濃度

20km圏内に放射性物質はまだら状に分布
地形や海底の状況によって、拡散しきれてない。

魚はどうか?

原発の南東ポイント(元々よく獲れる・・・≪原発からの温排水のせい???≫)
メバル 2300 Bq/kg
アイナメ    1400
コモンカスベ 1700
など、海底に生息する魚のほとんどから検出

漁師;「見た目は何も変わらない。くやしい。この捕獲したたくさんの魚は今はゴミだっぺ、猫も食っちゃいけない≪でも、大型魚はそれを食べ、さらに体内に濃縮し、それを食べるのはヒト!≫

アイナメ、ほうぼう、カレイ などは 底魚 と呼ばれ、海底すれすれを動き、海底の泥の中に生息するゴカイや小さな魚を食べる。
泥の中のゴカイは泥を食べる=海底の放射性物質を直接取り込む
しかし、
海底土 304 Bq/kg
 ⇒ ゴカイ   130(移行4割)
 ⇒ そして ゴカイを食べる ナメタガレイ 316(ほぼ海底土を反映)

食物連鎖で海底土と密接に関係する底魚
海底に放射性物質が残っている限り、魚の汚染が続く

落ち着くまでにどれくらいかかるか?
⇒ チェルノブイリの事故の時、日本の魚への影響が収まるまで数年かかった、
でもそれよりも量が多いから、もっと・・・予測できない、少なくとも2年半は調査しないと何も言えない


海の汚染はひろがっている

茨城県平潟漁港
現在 暫定基準500を超える魚は出ていない
しかし、4月からは100に基準が厳しくなる。
これからの潮は北から来る。落ち着くはずがない・・・と地元漁師の弁。

沿岸流は南に向かう ⇒ 福島から犬吠埼までの沿岸を調査。

いわき市の沖合・・・海底土300Bq
高萩市沖合・・・岩場硬い地質・・・Csはわずか
茨城北部も多くて 38 Bq

しかし、
120km離れた ひたちなか沖・・・海底は 泥。堆積物が多い。・・・ 380 Bq
これは海のホットスポット・・・魚介類に影響が出る恐れあり。

海流の流れでどこかにたまり、かなり海底に降り積もっている

今、まさに汚染が進みつつある場所
原発から180km 銚子市沖
10月38  ⇒ 12月112 ・・・3倍に増加

これから千葉で魚介類の汚染が高くなる可能性あり、
しかも局所的な集積場所は、一定の場所にとどまらない可能性あり、
海の汚染地図はつねに書き直さなければならない。


内陸の魚

内陸でも淡水魚の汚染(Csが検出)が東日本の23か所で確認されている。

福島から100km 離れた、標高1340mのカルデラ湖 赤城大沼

湖周辺の汚染は深刻なものではない。大気中 0.17μSv/h
湖の魚;
8月  わかさぎ  640 Bq/kg
11月 うぐい 859、 
11月 いわな  692
1月  わかさぎ  591

予想できなかった湖の汚染   なぜ?  国の調査はない・・・・ない・・・・・


12月 NHKと地元の研究者、群馬県水産試験場 の 調査 
プランクトン; 296 Bq/kg
プランクトンの寿命は数週間。つまり、事故から9カ月して生まれたプランクトが汚染されている。

湖の底の泥 950 Bq/kg・・・20km圏内と同じくらい
さらに、深さ20cmまでCs含有していた。

すなわち、湖底に溜まり続けている大量のCsがプランクトンを汚染し続けている。

山に囲まれた閉鎖的な地形・・・山に降ったCsが湖に流れてたまる
出ていくのは一本の川だけ・・・Csが閉じ込められた

湖底の土⇒ プランクトン ⇒ 魚 ⇒ 死んで湖底へ ⇒⇒⇒またプランクトン・・・

ウクライナ;1986年チェルノブイリ事故でも、湖が汚染されている。
25年後の今も国が調査中(国立放射線監視センター;淡水魚の放射能汚染を調査している世界でただひとつの研究施設)のデータ;

放射性物質の厄介な性質が浮き彫りに

事故後5年間は魚のCs濃度は低下・・・しかし、その後は高値 1000Bq/kg 維持。

Csはひとたび生態系に入り込むとじつに厄介 ・・・ 30年と言う半減期を待つしかない

我々にできることは、事実と真正面から向き合い、調査を根気強く続けること

東京湾に忍び寄る放射能 

 8月 東京湾の調査開始(山崎秀夫近大教授)

「世界で初めて大都市圏が放射能汚染を受けた。」

関東平野に降った放射性物質は最終的に東京湾に流れ込む。

東京湾の水深10m 濁った海底 流れがない 一面泥におおわれている ⇒ 26か所調査
ゴカイが生息する場所もあった
2か月間の調査

アクアラインより陸地側 ほとんどが 200 Bq/kg以下

しかし、江戸川や荒川の河口付近では 872 Bq/kg

今後、東京湾の汚染はさらに悪化が予想される。


鯉渕東大講師

江戸川のどこかに大量のCsが溜まっているのでは?

川には独特な性質;

結構上流でも塩分がある。
川の河口付近には塩分が入り込んでいる。
塩分がCsの動きに影響

川の水や含まれる泥は、海水に触れると塩分によって凝集して沈み、底に溜まっていく。
つまり、川に流れているセシウムは、河口付近ではいったん凝集して沈む。
いったん沈むと水流量が増えない限り、そうは動かない。

江戸川ではCsがもっともたまっているのは河口から 8 km 上流の地点  1623 Bq/kg
大雨がふるたびに少しずつ移動していくだろう。

雨によって都市か川に集まり、東京湾に向かっていく。

京都大学のシュミレーションでは

関東地方に降ったCsの50%が半年の間に川に集まった
川底に沈んだCsは、スピードを弱め、ゆっくり海へと移動する
その速度は 1年に5km

東京湾の汚染がもっとも深刻になるのは今から2年2カ月後

さらに東京湾は入口が狭く、閉鎖性が高いので、汚染は10年以上続く


放射性物質が環境の中を動いている

放射性物質は、においもなく目に見えない、ヒトは五感で感じることができない

きちんと調査をしてひとつひとつ確認しながら進むしかない

陸とは異なり、時間差で出現する海の汚染に注意必要!

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